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まず、皆でソーセージ作りを行ないました。
原料のお肉は岩手の工房で３日間塩で熟成してあります。それをあらびきにした物を使いました。原料のお肉にみじん切りにしたにんにくとオールスパイス・セージ・タイム・ナツメグ・コリアンダーなどのスパイスを混ぜます。

そしてよく手で練っていきます。
冷たい大量のお肉を練るのは男性陣が頑張ってくださり、腸詰めなど細かい作業は女性陣・・・とうまく分担をして本当ににぎやかに皆さん楽しそうにやっていました。

肉を練る時にはいかに手際よく、そしてお肉の温度を上げずに練るかが重要ポイントとなります。
肉の結着性（肉と肉をくっつけプリっとした食感を出す）ためと、肉の温度を下げる為にクラッシュした氷を少しづつまぜていきます。今回は氷の変わりに凍ったトマトをみじん切りにして代用しました。（冷凍トマトを使う事によって、更に色味も旨みも増します。）

もちもちとした感じになり、肉と肉がくっついてきたら最後に片栗粉をまぶして粉っぽさがなくなるまで練り、まとめます。これでベースのできあがりです。
これを羊の腸に詰めて行きます。
スタッファーという手動の小型の機械を使って腸の中にこのベースの肉を詰めます。
１本の長ーいソーセージができます。

これを編み込みながらソーセージの形を作っていきます。ここの部分が一番楽しい所。
ソーセージを編む所ではみるみるソーセージの形に変身していく肉の腸詰めを見て驚きの声が上がりました。ドイツのお肉屋さんにぶら下がってるソーセージのイメージです。

そして、できあがったソーセージをアツアツのお湯をはった鍋でボイルして行きます。
（ここでスモークをするとなお風味が出て美味しいのですが今回は省きました。）

今回は自宅でも簡単にソーセージが作れるようにと、このベース肉を羊の腸ではなくて小松菜の葉で巻いてそれを焼いて食べる焼きソーセージも作りました。
ちょっと育ちすぎぎみの大きな小松菜の葉でしたので、大きな大きな焼きソーセージが出来ました。

そして次の料理はもちキビポテトとペペロンチーニソース作り。皆さん肉練りで疲れたところを、今度は私が前のテーブルで実演しながら作っていきました。

これは地元で採れたモチ種のキビを使った料理で、スローフード岩手でも人気の定番のMENUです。
雑穀と玉ねぎとじゃがいもだけで簡単にびっくりする程美味しい新しい感覚のこの料理は皆さんの評判も非常によく、「美味しい～！」という歓声が上がっていました。

そして3時頃には生ビールもサーバーから注がれ夜9時まで長ーい新宿の夜はふけて行ったのでした。

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