1122-2.jpg


	さて、いよいよラーメンの試食。打ち合わせの段階では、参加者にスープを作ってもらうことを考えましたが、火力等を考えると時間が足りないことから、平石さんが作ったものを味わってもらうことにしました。スープと麺茹でに、「さわやこぉふぃ」の中澤さんがずっと助手としてついてくれました。


	お母さんたち、お父さんたちも、煮干や鰹節に興味津々。どうすれば家庭でもいい味が出せるのか、そのコツが少しでも伝わったでしょうか。だとしたら、この催しを企画した意味もあろうというものです。皆さんに食器等を手際よく洗って片付けてもらい、午後３時すぎには終了しました。


	学校が地域の中でどのような役割を果たしていくのか、各学校がどのような特色を出していくのかが問われつつあるのです。そしてそれは、「放っておけば、消えてなくなりそうな良質の産品とその生産者を守る」というスローフードの活動目的と、どこか重なるようにも思えます。

また、スタッフでお腹の足しにと、サツマイモと紅芋をふかして各テーブルに配りました。

さて、実際に食べてもらって、感想を聞くと、子供たちは、「こっちのほうがやっぱり美味しい」と口を合わせて言います。「チキンラーメン」のほうが美味しかった人、と聞いてみたら、一人も手が上がりませんでした。勿論、遠慮して上げなかった子もいるでしょうが、少なくとも「違い」を舌で味わってもらえたのではないか、と思います。

早くも、次回の開催を楽しみにしています、という声もいただきました。
来年の春には、第三回めを開催できれば、と思います。最後に、スタッフと見学の数名で、由井建設の由井さんが、空き教室につくった和室と囲炉裏部屋を見させてもらいました。

創立80年を数える杉並第四小学校ですが、少子化の波のなか、各学年一クラスずつ、全校で200名弱の生徒数という状況です。いずれ放っておけば、合併・廃校……というシナリオも見えかねません。