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また、とれたての野菜や果物やお花を安い値段で直売しており、それらは開始時間とともにあっという間に売り切れてしまう、という人気ぶりです。からりと晴れ上がった暖かい土曜日の午後、メンバー10人以上で久我山駅に集まり、歩いて７分ほどの現地へ。すでに陣田さんとお子さん２人は、現地に到着済み。われわれと合流したところで、すぎなみ都市農業研究会の樋口さんもお見えになりました。

約1000坪ほどの敷地の大半を埋め尽くすように咲いている菜の花。それらも、今日を境に全部引っこ抜かれ、新たな作物が植えられていくわけです。樋口さんに、馬橋武男さん・和子さんご夫婦を紹介いただき、菜の花に囲まれたテーブルを一つ、私たちのグループで占領させていただきました。

お２人とも大変気さくなお人柄が、その笑顔と言葉からうかがわれます。「あなた方のような心がけのいい人が集まったからかな、ここ10年でこんなにいい天気になったのは初めてだよ」と迎えてくれました。

すでに農地内には多くの方々が見えており、あちこちから明るい話し声や笑い声が聞こえてきます。
ほんとうにここは、杉並区の住宅地の一角なのだろうか、と思えるようななんとも暢気な風景です。
踏みしめる土はやわらかく、それらが人が行き来するたびに少しずつ踏み固まっていくようです。